ここ10年程でしょうか?
ヨガの体操は爆発的に流行ってきたとはいえ、
未だ本質はあまり知られてないかも?誤解されてるかも?!
…という感もあり。
改めて「ヨガって何?」を簡易的ではありますが、記しておこうと思います。
〜入門〜初心者編〜となります^^
発祥の地は『インド』
アサナ(ポーズ/姿勢)などの名前や、マントラ、プラナヤマ、ムドラ…
ヨガで使われる用語、コレら全てサンスクリット語になります。
ですが、インドの公用語は大体『ヒンドゥー語』
(大体〜とするのは「元々は多言語国家」だからです)
なのでインド人は皆サンスクリット語が解る!…訳ではない…そうです…
私たちヨガ講師も、サンスクリット語をメインで勉強してきている訳ではないので…話せる~読み書きが出来る方は稀です。
そして私が身近で聞いてビックリしたのは…
「インドって暑いよね〜だからホットヨガなんだね!」
ではない ですょーー!
インド(北インド)でヨガの修行をする場合、ヒマラヤ山中に篭るため「むしろ寒い中でやる(修行)」そうです 笑
インドの場合は冷たい川での沐浴が日常的に行われ、温かいお風呂(湯船)に浸かる事はほとんどありません。なので、暑いヨガに対するバランスが取れるのに対し、日本ではそれらがないから注意が必要。
インド古来のヨガは『特別な物事は何も必要ない』です。
作られた暑い環境でやる〜特殊アイテムを使う〜などは、比較的近代的なフィットネス要素が強いヨガと思って下さい。
宗教ではない
色々な宗教の教えの元になっているから…というのが大きな理由かもしれませんし。神さまの話とかエネルギーがウンタラとかお経みたいなの唱えたりとか…などなど。
発祥地のインドでは宗教と密接な関係があったりもします。死生観〜世界観が現在の日本と大きく異なる事も理由の一つかもしれません。
世界的にも、宗教団体が主催しているヨガスクールがあるのも事実です。
ヨガ自体は『究極的な自由/魂の解放』を目指すものであって「教えに縛られるものではない」はずです。
「絶対に△△しなければならない!」「〇〇しなければ天罰が降る!」など、ましてや金銭的〜性的搾取と取れる要求など、あるはずが無いんです。
「信じる」は大事ですが「盲目的に従う」は違います。
ヨガは真理探究の為の『学問/技術』であって、宗教ではありません。
ですが、宗教を否定するものでもありません。
『言い切る事』は信頼を得る事にも繋がりますが…信憑性とはまた違いますよね?
『ご自身はどう感じたか?』も常に大事にして下さいね^^
言語的には『サンスクリット語』
サンスクリット語の “ Yoj ”(ユジュ)が、語源。
《結びつき》を意味します。
…繋がる〜調和〜と教えて下さった先生もいます。(サンスクリット語は文脈などにより単語の解釈が変わってきます)
口伝で伝えられてきた言語なのですが、文字は上の写真の様な感じです。
サイトトップの写真の上に載っている文字は『オーム/Om/Aum』と言う音を表します。
この1文字だけで《真理・真我・宇宙…神》を表しています。
まずは、コレは私たちが『神秘的な力・存在』を共通認識する為のシンボル、として覚えてみても良いと思います。
『神秘・宇宙的な感覚、魂』と『個人的な感覚、魂』が 同一/一体 であること…
神秘的な知識を習得する科学、それを“ Yoga sastra ” という。
※sastra:サンスクリット語で《科学》
と、私達は教わってきています。
現状…残念ながら先生によって若干発音が違ったりする事もあります。
素人はマントラを唱えない方が良い(マントラよりキルタンが望ましい)と言った意見もあります。私自身もサンスクリット語の専門家ではありませんし、聴き取り~発音が難しいと感じる音もあります。
ですが、ソレらを論点に争う事は本末転倒とも思っています。
まずは『神聖さを学ぶ気持ち』を持つ事から初める、が大事と考えています。
私のレッスンでは初め〜終わりにそれぞれ『音のヨガ』として取り入れています。
プラナヤマ(呼吸法)と合わせて〜簡単な音ヨガから練習してみましょう◎
ヨガ哲学的には…
(サンスクリット語) Yogas Chitta Vritti Nirodhah
“ インテグラル・ヨーガ ” パタンジャリのヨーガ・スートラ
(訳)心の作用を死滅することが、ヨーガである。
スワミ・サッチダーナンダ 著/伊藤 久子 訳
何やら難しそうな一文で始まるのが…
ヨガの代名詞的な哲学書
“ インテグラル・ヨーガ ” パタンジャリのヨーガ・スートラ
スワミ・サッチダーナンダ 著/伊藤 久子 訳
私はこの本を初めて手に取った時。
開いた本を、秒でそっ…と閉じた………日は記憶に新しいです 笑
何となくでも、この一文から
「おや?体操とか、キツい柔軟するのがヨガなんじゃないの?!」辺りは感じられるかと思います。
そうなんです。
ヨガって実は『体操以外の要素がめーーーーーっちゃ重要!!』なんです。
心・精神 を鍛える
心・精神 を整える
心・精神 を制御する
コレらが、目的の一部 にあります。
(心と精神、を別に書いた事にも意味があります)
一部 です。
この辺りで「え…引くわぁ…」な方
「何それ?!楽しそう!」な方
反応は多岐に渡ると思うのですが 笑
あくまでも、『アサナ(体操) は、その為の一つの手段でしかない』という感じです◎
モチロン!
初めるキッカケ、目的は何でもオッケー◎です。
運動不足解消/ダイエット/ストレス発散/何かカッコいい/憧れの人がやってるから/あのポーズやってみたい/何かキラキラ出来そう/何だか………etc…∞
むしろ最初から「悟りたいんです!!!」なんて方はココには来ないと思いますし、急にそこに至ろうとしなくっていいです 笑
「悟りたい!」という気持ちも…欲・カルマ…
どんどんドツボにハマるキッカケになってしまったりします。
私もヨガを始めたキッカケは
「モットニンゲンらしくウゴケルカラダにナリタイ(本気)」
でした 笑
(その後だんだんと「精神的に強く美しく在りたい」が目的となりました)
まずは「気になったからやってみよう!」「何だか解らないけどやってみたい!」
その気持ちを大切に、是非チャレンジしてみて下さい◎
特別な物事は何もいらない。とっても大事な『ヨガのABCD』
AnyBody Can Do
師クリシュナ・グルジ『ヨガのABCD』
「何時でも、何処でも、誰でも出来るのがヨガ」
師クリシュナ・グルジに教わった言葉です。
「あのポーズが出来ない…」「体固いから…」「体力がないから…」
意識高い人がやるものだから/オシャレな人がやるものだから…^^;
などなど…
まーーーったく気にする必要ありません!!!!!
やりたい時に、やりたい場所で、どんな服装でも…
特別な物事は何もいらないです◎
ストレスを感じやすい現代社会だからこそ。
「ヨガをただの運動だけで終わらせちゃうのは勿体無いょ!」
と、グルジもおっしゃってました^^
今はネットで色々調べられるし、自分である程度は勉強出来る時代です。
私もレポート作成の際には沢山の諸先輩方のサイトや本にお世話になりました 笑
ヨガ哲学、サイキック、スピリチュアル…色んな視点で詳しく書いてくださってる方、今は多くなりましたし、有難い時代です。
レッスンについてでも書いてみましたが。
私がヨガを続けてこれたのは、素晴らしい師匠や仲間と出会えた事が大きいです。
『イイ塩梅で生きる』がコンセプト。
レッスン/blogでは「解りやすさ/何やら楽しげ」を大事にしております。
楽しく、lightに、生活に活かせる様にヨガをお伝えしていきたい。
カッコよさゼロでいいんです^^
そしてコレが私の役目とも思ってます。
ではでは。
『 必要な方に、必要なタイミングで届きます様に』
最後までお読み頂き、ありがとうございます🍀